Magy
Ishikura
Meisui
Sakata
Hasegawa
Rokkaku

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    六角慎司

いやー、すっかり春ですね。どーも、Mr. 控えめの六角です。
春といえば、僕にとっては昔からヤバい時期でしたね。万引きして捕まったり、人前で何かやってみようなどと思ってジョビジョバのメンバーに出会ってしまったのもやっぱり春でしたから。春は浮き足立ってるんですよね。僕なんかでも。しかし今年の春はヤバかったですね、浮き足立ちようが。僕の人生史上最大の、春の珍事でした。なんせCDシングル、アルバムの発売に、映画スペトラの公開にからんでの原作舞台のビデオ発売、これらのプロモーションの取材、ラジオ出演に、HMV、東京厚生年金会館、タワーレコードでの三大ライブイベントがあって、おまけにTBSオールスター感謝祭にも出るという、何が何だかわからない事までありましたから、妙に慌ただしく、本当かなりの浮遊感覚で動いてましたね。

そんな中で迎えた最初のHMVのイベントはかなりインパクトありました。自分にとって。本番舞台に上がるまでお客さん20人ぐらいだったらどーしよーとか思ってましたもん、実際。ところが1000人以上ですか? もう凄かったですね、舞台から見てCDの棚の列と列の狭い間にギュウギュウに詰まった笑顔、笑顔、笑顔。20〜30メーター後ろの人はもう、なんか真顔ね。一瞬、絵かと思いましたもん。とにかく一度に目にするジョビジョバのファンとしては初めての大群集だったんで、僕もワンフレーズだけボンゴレオ歌わせてもらいましたけど、もう汗の量が尋常じゃなかったですね。

そして4/1の「雅」ですよ。
これはもう、ちょっと何かファンの層もノリも、一応HMVでわかったつもりになったとしても、明らかに会場が違いましたからね。2000人の大ホールですよ。もう前日眠れなかったですから、早く会場に入ったんですけど、会場見たらよけいに緊張して来なきゃよかったと思ったぐらいデカかったですよ。アルプススタンドみたいな2階席見て、めまいがしましたもん。しかし、もう何がだってくらい「大丈夫かなー」を連発して坂田に呆れられたり、またお客さんが来なかったらどーしよーとか考えたり、始まるまでが長かったですね。式場の控え室みたいに豪華で広い楽屋も僕のノミの心臓を締めつけるかんじでした。でも始まるとすごい、なんか、楽しかったですねー。嘘みたいに。中でも祭り感を煽ったタオル投げは壮観でしたね。自分でも信じられない猪木ボイスが出て嬉しかったですけど、それで本当タオルが会場舞った瞬間は舞台上から見てカッコよかった。一体感ありましたね。グッと内蔵しまりましたもん。ジョビジョバのファンの人は素直なええ子たちだと思いました。実際ジョビジョバの黒タオル以外の○○ガラス製作所、みたいな白タオルとか喜々として投げてる人も見ましたからね。2階も盛り上がってて嬉しかった。盛り上がり過ぎて手前の何十人か落ちるんじゃないかと心配する程でしたからね。

そして三大イベントの最後は渋谷のタワレコですよ。
これはもう、僕らの文化祭ノリが最高潮で、弾けもしないベースをいかにカッコつけて持つかだけにかけてましたからね、変に鏡の前で練習もしましたね。恥ずかしかったけど。
あ、あとメイクね。「雅」では僕以外は結構派手な衣裳、扮装で出てたので、今回張りきってメイクしたら最初大衆喜劇役者みたいな顔になってヘコみましたね。自分で練習しとけばよかったと思いました。あ、メイクの。ただ白塗りして目尻が黒いだけの喜劇役者から何とか復元してもらってライブが始まりましたが、かなりこれはオープニングから盛り上がりましたね。やっぱり空間にあった雰囲気というのがあるのか、まさにライブハウスみたいなノリになってよかったです。まぁ僕が言ってるのは、だいたいブルーハーツなんですけど。でもMCとかで自分の声のすっとんきょうな高さにはいい加減嫌になりましたね。内容は一人一人がアドリブというか、任されたんですけど、もう声が雰囲気ではないですから、もー恥ずかしかったですよ。港のヨーコでは河豚=フグでいきましたが、烏賊→カラスゾク=イカ、ラインは隠しダマのまま終わりました。なんとか受け入れてもらえたようで本当よかったです。

とにかく三大イベントを無事終えて思うのは、来て下さった方々、本当ありがとうございました。握手会なんかでもいろいろと声をかけて下さった方々、六角、感無量でございました。
これからもそれを励みに頑張りますので応援よろしくお願いします。


    木下明水

3月20日、その日は新宿タイムズスクエアHMVでイベント。「ボンゴレオ」発売記念!
俺は春の陽気で既にウキウキしていた。取材もイロイロ来てる。楽屋で取材開始。「顔がプリングルスのキャラに似てるのでクレームがこないか心配してます」という俺コメント。ボンゴレオを歌う時、俺は丸顔に横長のヒゲそして髪はキッチリした分け目。偶然だがカナリ似てる。「このコメントからプリングルスのCM出演が決まったらいいなー、そして金金金だ」キタナイ考えが頭をよぎる。あープリングルスにボンゴレ味があったら良かったのに。そしたら金もうけできたのに。

いよいよステージへ。人!人!人!だ。俺はすぐに自分がアイドルだという錯覚に落ちた。だってHMVの動員記録をぬいていたから、1500人ぐらいいるって聞いたから、春だったから。ファンの声援が最高!「母さん俺はアイドルだよ、丸顔なのにアイドルになっちまったよ、そろそろバカ息子とドラ息子の称号を取り消してくれ、そしてこれからフェロモン息子と呼んでくれ」九州の母に今夜電話しなければと思ったその時、なにやら隣のメンバー長谷川への声援が異常に「黄色い」ことに気付いた。俺なんかと比べものにならないくらいに。メンバー長谷川、通称ハセ、アダナは「フツウ」の彼はカッコイイ。ファンの間ではビジュアル系でとおっている。最近自分でも「俺はビジュアル系だぜ」と公言するぐらいのカッコヨサである。「そりゃ黄色いよハセは。それにくらべて俺の声援はどす黒いよ、グッと黒いよ、黒さが自慢だよ、母さん俺は黒いセクシー息子になるよ」このイベントを境に俺は黒くなることに決めた。といっても自慢のモチ肌は焼かないが。

熱気ムンムンの会場でボンゴレオ熱唱。歌うといってもマギー以外のメンバーはバックダンサーだ。俺らの歌はカラオケだ口パクだ。歌えるマギーって最高!上手いんだもん歌。メンバーマギー、本名児島雄一、通称マギー、アダナは「小さいカリスマ」の彼は多才だ。脚本もかくが音楽の才能もすごい、絶対音感の持ち主だ、運動もできる、ただ背が低いために必ずアダナには「小さい」がついてしまう。「小さい絶対音感」「小さいゴリラ」「小さい巨人」「小さいチビ」「小さい人」などなどだ。小さいボーカルマギーを中心にイベントはすすむ。オッ!俺のヒゲが取れだした。汗だ。昔から俺は楽しくなると汗をかく。それぐらいアイドル気分で舞い上がってた。よくよく考えると舞い上がったままの28年間だったけどね。途中石倉がボーカルをやるという大事件もあった。メンバー石倉、通称「犬コロ」、アダナは「死人」の彼は死人だ。才能が全部死んでいる。彼の今までの26年間を想像すると恐ろしい。そしてどんな苦しい人生をこれから送るのだろうか。そんな「死人」はモチロン音痴だ。そして息が臭い。「異臭騒ぎ」そんな翌日の新聞の見出しが浮かんだが無事、死人は歌い終えた。あとあと聞いてみると死人は歯磨きしてたらしい。年2回の歯磨きの行事がこの日行われていてよかったと俺はホッとした。

その後、他のメンバーも全員歌った。カラオケ気分で盛り上がる6人のアイドル。「イエイ!」「ワオ!」自然と俺の口から盛り上がりすぎた奇声が飛ぶ。ほんと俺ってナイスガイ。「あーここにいるファン全員を抱きたい、そして朝のコーヒーを1500人で飲みたい」そんな気持ちだ。「みんなサンキュー!」握手会は毎度のことクダラナイ物をいっぱいもらった。他のメンバーがもらう物にくらべ俺への贈り物は比較的クダラナイ物が多い。クダラナクてもおもしろきゃいい。しかしだ。「漫画の袋とじをもってくるな!」ファンにいつかそう言いたい。「ファンのみんなサンキュー!」ファンに素直にこう言えるようにいつかなりたい。

4月1日、この日は新宿の厚生年金会館でイベント「雅」2000人だ。
デカイ会場に人!人!人!俺は朝起きるとタクシーで会場に向かった。途中アメをいっぱい買って。「今日はイベントだ、ファンに何か奉仕しなければ、それも安上がりに」そう思ってのアメだった。リハーサルを無事終えて、飯を喰う。アメと一緒に買ってきたステイックパンが余ってしまった。よくヤリスギてしまう俺はこの日も朝メシを買いスギていたのだ。「食べ物を粗末にするな」と礼儀正しく育てられた俺。残ったパンもアメと一緒にファンに投げようと決めた。喰いもの投げるのはダメだとは育てられなかったからな。母親もまさか息子がパンを投げるようなバカに育つとは思わなかっただろう。「母さん俺はロックスターだ、ゆるしてくれ、残飯投げるのはリサイクルだ、地球に優しいんだ、息子は地球環境を真面目に考えてるんだ」母にはこう弁解しよう。楽屋で坂田がパンをジーツと見ていたが彼にあげてもムカツクだけだ。だってむさぼりつくように食べるんだもん。メンバー坂田、通称坂口、アダナは「坂口」の彼は食いしん坊だ、そして目を閉じて飯を喰う習性を持つ動物だ。彼にパンはあげれない。

いよいよ「雅」が開演した。俺は黒タイツでラスト6番目に登場。アメやパンやらファンに投げながら。「終戦後のアメリカ兵もこんな気持ちだったのか?」アメごときで盛り上がってくれてサンキュー!俺もカナリの盛り上がり。しかし黒タイツで走り回ると足がスベルことにこの日はじめて気付いた。さらに足の裏がヤケル。しかし足はスベルがギャグはすべらねえ。大好きな「江戸の黒豹」ソングも好調だ。メリーポピンズも歌ったぜ。「ナイスファイトだったよ俺!」古い番号ギャグもやってて楽しかった。「ドリフもこんな気持ちだったんだね」すっかりドリフ気分。「母さんオレ新しい笑いやってるって言ったけど、こんな古いギャグやってるよ、意外だろ」母にテレパシーで語りかける。「イエーイ」のタオル投げも楽しかった。ステージから見てた俺達のほうがファンよりもっと楽しいだろう。キレイだったから。ステキだったから、俺が輝いてたから、黒タイツで黒光りしてたから、集団催眠だったから、たまにキレイな柄のタオルが舞ったから。「タオルっつたらジョビジョバタオルだろ、御家庭のママさん仕様のキレイ柄のタオルじゃねえんだよ!」といつかファンに言いたい。しかし無理だよね、500枚くらいしか作ってないんだからさタオル。「恥ずかしげもなくヤッてくれたファンよサンキュー!盛り上がった俺にもサンキュー!」つかのまのヤザワ気分のあと、大杉蓮さんとトーク。いやいやドラマ「独身生活」以来だったからチョイ照れた。「好きだぜ大杉さん。ビックゲストだぜ」

はっちゃけまくった「雅」も終わりこの日はTBSに移動。「オールスター感謝祭」だ。
この日疲れてたけど楽しかった。だってマラソン優勝!まあ優勝よりも50万円の賞金!最近運動してなかったんだけどね、腰痛めてたんだけどね。「母さん俺走ったよ、全国のお茶の間で誰だコイツ?と言われながら走ったよ、やったよ50万、バンバンザイだぜ」テレビの前の母にアイコンタクトで語る俺。この夜はイカレテ祝勝会。4月2日も3日も4日も5日も祝勝会。飲んだくた。イカレマクリました。次出たらハンデつくから勝てるのかな?ハンデはきついだろうな。体鍛えなおすか。まあ賞金はムダ使いするぜ!「応援してくれたみんな、感動してしまったみんな、惚れたみんな、金は俺のもんだ、ざまあみろ」そうファンにいいたい。そして「君たちのおかげだよ」といつか平気で嘘をついてみたい。なんにしろサンキュー!俺の体力にもサンキュー!

4月8日、この日はラジオとタワレコのイベント。アルバム発売記念!
すっかり桜が咲いていたのでソワソワしてた俺は仕事前に花見。もち飲んだくれた。家族連れの多い近所の公園で花見。素人の友人の漫才を見る。素人なのに度胸は十分だ。六角に見習って欲しい。メンバー六角、通称六車、アダナは「六鯖」の彼はいつもドキドキパニックな男。メンバーの六男だ。ちなみに石倉はメンバーの下男だ。ホロ酔いで御機嫌のままラジオに出演。夕方にタワレコ入り。ライブハウス気分が俺を盛り上げるワオ!ビジュアル系メイクも早々と完成。学園祭気分で楽屋は盛り上がる。すっかりビジュアル系バンド気分。「キレイ」鏡を見て美しい自分に酔いしれる。「母さん俺メイクするとチョイ母さん似だよ、若かりしころの母さんだよ」母さんに伝書鳩を飛ばす。いよいよライブ開始。ギターを弾けない俺は客をだまそうと必死に演奏のマネ。以外と小学校の時のホウキでギターごっこみたいで楽しいコレ。オールスタンディングだったから気持ちイイ!客席にダイブしたいが女子供が多いので危険すぎる。ヤツらに腕力はない。客席に水まきたいが危険だ、すべるし溶ける奴もいる。ギターを叩き付けたいが、こりゃ友人からもらったギターだ。ドンタコスのピックもいっぱい投げたい。またライブする時には叶えようこの夢。ドラムもしっかり練習しようじゃないの。この日の俺マラソンネタのオンパレード、ゼニゲバ炸裂、盛り上がっちゃった。CD未収録ネタもありよ。「もうホントみんなパンツの中濡らしちゃってよ」いつかこんなことをファンに投げかけたい、まあよく投げてるボールだな。「ほんとおれたちロック!」この日の握手会ではプリングルスをたくさんもらった。やっぱ似てるのね俺。丸顔なのね。

「ほんとみんなサンキュー!イベントサイコウ!ありがとね
参加したミナサマ、参加しなかったミナサマ、噂だけ聞いたミナサマ、俺のこと好きなキサマ、俺のことが大嫌いなヤカラ、とにかくサンキュー!愛してるよ!濡れてくれ!」とにかくウカレて走りまくろうかと思う春。イカレテ生きていこうと決心。その夜母から「メイ君元気?」という留守電。母さん俺はロックスターだぜ、「メイ君」って呼ばないでくれ。みんなサンキュウー!!!ジョビジョバにもサンキュー!!!愛してるよ!!!


    長谷川朝晴

3/20のHMVから、だいたい1ヶ月くらい、いやぁ、“春祭り”でした。
“ジョビれば!?”以来、ある意味そのまんまでお客さんの前に出るのは、久方ブリだったんで色々ブチ盛り上がりました。なんつーのかなぁ、いつものライブよりももっとバンドさんの気持ちに近いっちゅうか、まぁCDのイベントだったりもしたんで、そりゃそーかもしんないけど、まぁ春なんで、高校の時の卒業ライブ思い出しちゃったりしました。突然だけど花見行った?オレ、毎年花見やってるんだけど今年も一応行ってみたのね、タワレコイベントのあと、代々木公園に。でもさぁー毎日、花見レベルのテンションでやってたから、キッツくて残念ながら速攻帰ってしまいました。代々木公園ってRAVEやってんのね、かなりおもしろいらしいよ。まぁそんなプチ情報入れつつカル〜くサワ〜り程度に、色々振り返ってみましょ。

まずは新宿HMV
歌いましたよ“ボンゴレオ”1フレーズ。こんな公の場で歌ったのは合唱コンクール以来、やっぱダメだよねェ、歌は。プロフェッショナルじゃないもの、どーしたって。ほんの数秒だったんだけどさ、イメージ、スローモーションだったもんその場が。お客さんたちのポカーンとした顔が、だんだん悲痛な顔になって、それが総会屋の怒り顔みたいになっていく様を背中に感じながら、ゆっくりと不忍池に入水していく自分を2、3秒で感じてました。でもね、いつかやってやろうとも思ってんの、悔しいから。というより意外と好きだから。音楽、やりますよ、どんな形かわかんないけど、絶対。普通にDJもやりたいしね、全然やってないもんね、あとバンドとか。ソロデビューしたりしてね。路上ライブ、泥くさい感じもまたよし。

TOKYO-FM(恵さんと)
ラジオもけっこうやりましたね、この時期。こん時は恵さんに出会えたのが結構嬉しくて全く普通の人になってしまい、あとで注意されたんだけど、禁止用語連発しちゃってました。“アパッチ”とか“片手おち”とか色々。なぁんか、本番中、目そらされてるなぁって思ってたら、“こいつはダメだ”って思われていました。残念。


ドリフ、まさにドリフの公開番組だったんで、なんだか懐かしオモシロだったね、雅は。本当は、Opening、どーしても、オバさんの格好で出たかったのね、“あー忙し忙し”とか言いながらさ。オレん中では、それがドリフ。なんかさ、SKAバンド好きでポークパイかます、HARDCORE好きで鋲そえる、PUNK好きで乳首にピアス、POPS好きで後髪のばす、プロレス好きも後髪のばす、みたいなノリで、ドリフ好きは、オバさんの格好でキメる。カッチョイイと思わない? オバさん。でもさぁ、前日事務所で衣装かたっぱしからホジってみたんだけど、スカートはないし、ヅラはアフロだし、くたびれたピンクのカーディガンも見つかんないし、とりあえずあるもんだけつけていたら子門真人、昔のツルベさん、にすらなれない変な服のアフロの人にしかならなくて、オバさん泣く泣く断念。仕方なくGS。マッシュルームのヅラつけて普通にかっちょよさげにしてみたら、ヅラつけてることすら気づかれない、インパクト薄になっちゃったんで当日は不安いっぱいでした。でも始まっちゃうと、もう全然気になんないのね、モチロン鼻毛とかガンガン出してたし。気楽に真っ黒い明水とか見て笑ってました。本当におもしろい体だよね、彼は。別の意味で、坂田、石倉もおもしろい体してんだけど、明水はさ、あのジャミラ的な体をベースに、顔が丸めとか足が妙に長いとか細部がしっかりしてるとことか、お得だよね。まぁ、そんなこと考える間もあるくらい単純に楽しんでましたね、こん時は。

FM群馬
3人で営業。雨降ってたから行きの車の中で、けっこうさみしくなっちゃってたんだけど、お客さんはいっぱいいるし、すっごい近かったし、実はコレ一番オモシロかった。あのビギンコントの群馬バージョンってのをやったんだけど、オレ好きでさ、やっててたまんなくなってくんの!このコント自分がオモシロくて。笑わせる感覚よりも自分が笑える感覚の方が、他のコントよりも数段上で、楽しーんだよね。しかも、こん時仕切ってた小畑という男の人、気ガネせずスっとばせました。小畑くん、群馬のみなさま、そしてわざわざ群馬まで来て頂いた人々、ありがとうございました。

NHK-FM(杏子さんとKINJIくん)
バービーボーイズの杏子さんって中学くらいの時、やっぱりドキドキしてたから、会ったらあまりの変わってなさにびっくりヨロコビました。しかもさ、体育館みたいなとこで収録してたから、さらに学年集会の雰囲気がいっぱいであわい空気につつまれ甘い時を過ごしました。

TOWER RECORDS
半分バンドマン、半分ジョビジョバって感じだったんで、あんま、しゃべれんかったです。ワキの方でニヤニヤしてるキーボードの人。なんかバカだねェー。一時間かけて髪立てようとしたりしてね、まぁ立たなかったんだけど。あとSaxってどーやって持つのかすらワカんなくてっていうか石倉すらワカってなくてケッコー困りました。頑張ってほしいなぁ石倉には。川原で練習とかしてほしいなぁ。マユゲビクビク動かしながら。日曜日にでも。

ニッポン放送(坂上さんと)
ヘッドホンがなかったから、坂上さんの声ほとんど聞き取れず、マイクもなかったからリアクションのみ。お客さんを見てみたら、意味わかってない人数多し。“誰だこの人たち?”の顔満載。ただただ笑っている年配の方々、ごめんなさい、ジョビジョバです。あーゆー人ってワケもわからずサイン欲しがるよねェ。結構前、オバさんにサインしてあげたら“知らないわよ!あんた!”って怒られたことありました。モチロン、“オレもオマエのことなんか知らねェんだよ!”という顔であやまりました。真昼の珍事。

春にみなさまと出会えて、最強最高でした。
この間、はみだし刑事で、恐竜の絵本をもらった病気療養中の子供が“この恐竜サイコー!”って棒読み、死んだ目で言ってました。つまり、今いくら“サイコー!”と言ってみたところで、ちょっとそん時の気持ちとかワカんないんで棒読みになってしまうと。終わったことなんでサッサと次で行きたいと思います。でもそん時は本当に最強でした。おもしろかったっス。来てくれたみなさま、ありがとうござんます。そんじゃ!


    石倉力

最近いそがしかったね、僕らもファンの人たちも。
イベントやラジオの公開放送に全部きてる人がいたらすごいね。僕は、ぜんぜん喋ってないのに疲れてしまう。HMVのときは、本当にファンのみんなに悪かったともってる。僕のつたない歌を聞かせたり、マギーを隠してしまったり、僕の数少ないファンもがっかりしたことだろう。歌は、あれでも練習したんだよ。だけど、一人で練習してるうちになぜかちがう歌になっちゃった。気持ち良く歌ってると主旋律がわかんなくなるんだよ。とりあえず、「ボンゴレオ」が点数が出るカラオケ屋に入ってからもう一度練習してみようと思う。その時こそもう一度、HMVにいってあの大きなモニターをオーロラビジョンのつもりで、HMVを東京ドームと見立てて、最後まで歌って、みんなをびっくりさせたい。まてよ、それってみんな嬉しいか?自分が気持ち良くなってどうするんだ。ま、いいや。

気持ち良くなったといえば、「雅」は最高だった。タオル投げはもちろん、バットマンの格好が2000人の前でできたのが最高にうれしかった。確かに、あの距離では、マスクを被ったポロシャツ男にしか見えないし、あのマスクを被ると、目の回りの肉がはみ出てきて見えにくいわ、コンタクトが取れそうになるわ、たいへんだ。けれど、僕の中では明水の黒タイツに匹敵するぐらい、思い入れのある衣装だ。何度か、あの格好をしてコントをしたことがある。たしかにうけたことはない。だが、あの衣装に無限の可能性があるような気がしてならない。まあ、俺以外だれもそんなことは思ってないだろうが。いつかテレビでも、あの格好でコントをしてみたいものだ。

コントというと、タワレコで「ミナトのヨーコ」の時に、「坂田君のギャグは紙一重だな」ってのがあったんだけど、これは本当に焼き肉屋で勇がいっていた。かなりのマジトーンで、しかも2回も。兄貴の方がおもしろいって声もあったが、その通りだ。でも、笑いが欲しかったんだ。笑いのためなら、親兄弟も売るよ。すでに妹は売りさばいた。まあ、それぐらいしないと、僕は笑いが取れないんだけどね。だからかしらないが、「雅」のときに石倉がやめればいいのにって感じになっていたせいもあり、タワレコの握手会の時に、やけに「がんばってください」と僕の時だけ力んでいってるひとが多かった。さすがに「やめたんじゃなかったっけ」って言う人がいなくてホッとした。あと、数少ない、絶滅寸前の僕のファンがでかいプレゼントをくれた時には、うれしかった。中を開けてみると、お風呂セットだった。あと他の人からは、あぶらとり紙をもらった。少し悲しい気持ちになった。これから洗顔のやり方を覚えようと思った。

まあ、いろんなイベントがあったが、全部楽しかった。僕はね。これからしばらく皆さんと会えないけれどもテレビも始まることだし、6月もあるし、それまで楽しみにしといてくれ。


    坂田聡

イベント来てくれたみなさんどうもありがとう。
サカグチと握手してうれしかった? ボクはクソもするし、はなクソもほじるしクソをしない日もあるが、それはオレが大女優バリのカリスマ性をもっているからではなく、単純に便秘だからなんだ。友達を飲みに誘っても無下に断られたりするのはショッチュウです。こんな普通の人間サカグチと握手をして感激してくれる人、本当に感謝です。どうも握手会は「オレと握手したとろこでさぁー」ってネガティブな気持ちになっちゃうの、苦手。だからよく「疲れてますねー」って言われるのかなぁ。涙を流しながらボクに抱きついてくれた人、うれしい限りですが、本当のボクは上に書いた通りです。本当に自分がレオ様かと錯覚する程だったよ。ドンドンでっかくなってくよ。

HMVはあいうえお作文したっけ。もう忘れた。本当はHMVが何の略か喋ろうと思ってたんだけどオチがないからやめた。his master voice = 彼の主人の声。亡くなった主人の声を蓄音機で録音したものを死ぬまでずっと聞き続けた犬の話からとったんだって。ね、オチないっしょ。後ボンゴレオの時つけてるヒゲが何回も使いすぎて粘着力なくなってきてて、オチるんじゃないかとずーっと心配だったよ。

東京厚生年金会館でのスペトライベントはこれまた盛り上がった。前日まで番号ネタが覚えられずどーなる事やらと思ったけど、なんとかなった。「有珠山ふんかで孫死んだー」はまずかったかな。北海道の人ごめんよ。それにしてもタオルあんなに持って来てくれるとは「YEAH!」で一斉に舞うタオルはキレイだったよ。映画上映中は佐々木恭子アナウンサーと少し喋った。朝4時半起きなんだって。ずーっとねむたいんだって。たいへんだサラリーマン。その後TBSオールスター感謝祭に。見てて一番盛り上がったのは、ラグビーの大八木さんと安岡力也さん。最近はよく芸能人ネタで出てくるような人々に実際会えてうれしいっす。挨拶しようかと思ったんだけど予想以上に恐かった。実際、デビ夫人とマリアンがどのくらい仲悪いかなんてワイドショー見ただけじゃわからないじゃないっすか。おれは見たよ。マリアンがデビ夫人の前を通り過ぎるときに、オエーってデッカイ声で夫人に言ったの。女の戦い、こわいなぁー。

FM群馬のイベントは雨の中高速乗って行ったよ。車から見える景色は雨で最悪。網走にでも護送されてんのかと思ったよ。前橋に入るとやたら仏壇屋が多くてびっくり。ボクの中では群馬=仏壇のイメージが植えつけられた次第です。さびしい営業になるのかと思いきや、人が歩道にまで溢れてた。群馬のみなさんどうもありがとう。FM群馬の人も朝から並んでる人がいて仕事にハリがでたってよろこんでた。でもみんな仏壇屋の娘なんじゃないかと思ってみたりして。第一印象って恐いよね。久しぶりにブルース歌った。気持ちよかったっす。

タワレコもすごかったなぁ。叩けもしないドラムの前にスティックのかわりに割り箸持って座ってる自分は本当にこっぱずかしかったよ。前日、港のヨーコのネタが決まんなくて眠れなかった。最近は辰子(母)英治(父)久美(妹)の話をよくする。本当によく電話がかかってくるから、それにネタになるような事いっぱい提供してくれる。困った時の肉親ネタ。家族よどうもありがとう。ホモの話をしたら、ウソーって声がとんできた。まぎれもなくノンフィクションだ。いるのよ、そういう波瀾万丈な人って。いくとこいけばさ。2丁目のホモママ達は芸人のようだ。ネタいっぱい持ってる。年下の人が多いのに驚いた。みんなある年令になるとピタっといなくなっちゃうんだって。ネコが死ぬときどっかいっちゃうみたいに。切ないよね。もう行かないと思う。疲れちゃうのよ。一人で飲んでた方がいい。
またイベントやりたい。今度は武道館でやりたいっす。


    マギー

「Monkey Circle」が終わってからのイベント、取材、ラジオ出演ラッシュもようやく落ち着きまして。なんかやけに忙しかったけど楽しかったね、うん、かなり。秒きざみのスケジュールっていうの? 性にあってるみたい、毎日うかれてたもんオレ。でも、そのへんのスケジュールって全然オレたち把握してなかったんだよね。「Monkey Circle」やってる最中にガンガン決まっていってて、マネージャーはもちろん逐一、「決まりました」って報告してくれるんだけど、ライブやってるから「はい、はい」ってふたつ返事しててさ。そん時に「30分ほどコントやって」とか「何かネタをやって欲しいってことです」とか言われてたらしいんだけどオレ全然聞いてなくて。だから「Monkey Circle」終わってスケジュール整理してびっくり。「全然リハーサル時間ないのに、こんなにイベントやんの?どーしよー!」って。オレらのこと呼んでくれるイベントの主催者側って結構簡単に「じゃ、ひとつジョビジョバさんらしいコントをここで」って言うんだ。そんな簡単にできへんっちゅうのに。でもよく考えたら“ニコニコ出てって、ワーなんて手ふって……”ってイベント、オレらじゃないよなって。やっぱビシッと笑わさないかんだろうと。そんで時間ない中、考えた結果のひとつひとつがみんなの来てくれたイベントなわけだ。毎回すんごいパワーのお客さんにむかえられて楽しいんだけど、それに答えるためには毎回同じこともできひんしって、プレッシャーにもなって。おかげで毎回いいイベントができたと思う。
ザッとイベント関係振り返ります。

3月20日「HMV」
「ボンゴレオ」発売記念ってことだったんだけど、「Monkey Circle」終わった直後だったしお客さんはそんなに来ないだろうなんて思ってたけどまぁビビった。驚いた。あのお店のイベント動員記録ぬりかえちゃったんだな、みんなは。グローブと華原朋美をぬいたジョビジョバって何? CDはグローブの100分の1も売れてないのに。ヘンだよ。みんな。でもみんなのおかげで記録作れたってのは嬉しいことだ。あのイベントに来てくれた人ならなんでオレがボーカルとってるか、わかってくれたと思う。オレのファンじゃない人も納得してくれたことでしょう。ヒドイだろ、メンバーの歌。オレがうまいんじゃなくの、マシなだけよ。ハセガワがオレらの中じゃカッコいいことになってるのと一緒。でもあの日、あんな大勢の前ではじめて歌ったオレ、確実にボーカリストとして目覚めちゃった。オレ、YAZAWA?って。握手会もあって、なんかものすごい人数の人と握手したんだけど、アレ? オレらのファン、可愛い子、増えた?って。錯覚?まぁオレのファンは美しく、可愛くあれ!身も心も。

4月1日「雅」
ジョビジョバ的には過去最大のキャパ、東京厚生年金会館。2000人、夢の武道館にはまだまだだけど。デカイし、いりくんだことやっても伝わんねぇだろうってことで、キーワードはドリフ。リハが楽しくてしょーがなかった。オレは完全なるいかりやさんを目指したよ。だれも見てない稽古場でくっだらなすぎることを真剣に稽古するところまでオレはいかりやさんだったね。どーゆー風に伝わったかわからんけど、あの一周まわったくだらなさ、オレら的にはやれて良かった。そんで何より嬉しかったのは「YEAH!」でのタオル投げ。ずーっと昔から、あぁいう観客参加のコントって考えてて。ミュージシャンならライブでコール&レスポンスってできるのにお笑いだと有り得ないじゃない、そーゆーのって。今のパワーあるファンだからできたことだと思うから、みんなには感謝。ちゃんとタオル持ってくる時点でえらい。ステージから見るとすんごいキレイなんだ、みんながタオル投げてる瞬間って。アレが見れるのってYAZAWAだけの特権だったんだけど、パクっちゃったよ。ちょっとね、アレは今後もなんかのたびにやっていきたいと思ってるんだよね。みんなは楽しかったのかなぁ、タオル投げてて。終わったあと楽屋で「コントの歴史変えたよな!」って興奮して言ったら、メンバーに冷たい目で見られたよ。この日は随分、男の客も多くて嬉しかった。やっぱり野郎にうけてナンボじゃけんのう。男ファンよ、女子に負けるな。とにかくみんなのおかげでメンバー全員がイキイキしてた「雅」。六角のダーッの時はホントにロクちゃんここ5、6年で一番いい顔してたし。あのテンションのまま数時間後に走ったから、明水も優勝したんだと思う。オレは白いスーツが着れた段階でもうOK。また来ます。いつか。

4月5日「FM群馬」
ハセガワとサカタと三人だけではるばる群馬。車ん中は相変わらずさほど会話も弾まず2時間半。でもなんかやけに楽しかったんだな。あんなにお客さんが来てくれたことにも驚いたし。ってゆーかちょっと感動すらしてたオレがいたし。すごくリラックスしてできた生放送だったね。久々にやったビギンのネタも楽しかったし。帰りの車の中はもちろん会話は弾まなかったんだけど。
 
4月8日「タワーレコード」
J・SIX・BABYSの衣裳で出ようって言ったのは確かハセガワのアイデア。そんでボツネタもだしちゃおうぜってことになって。マジバンドみたいなオープニング、あれも一回やってみたかったんだよね。弾けもしない楽器持って一曲やるためのリハ、まるで文化祭。ほうき持って歌うのと次元は一緒じゃない、でも「ん〜まだ弾いてるようには見えないなぁ」なんて鏡見ながらやって。でもこの日はホント、ライブハウスみたいだったよね。数日前にウルフルズのライブにメンバーと遊びに行って、「あんなのやってみてーよなー」って言ったことがキチンと形になったイベントだったね。HMVでは戸惑ったりしてたみんなのキャーなんて声援もしっかり演出効果のひとつとして計算したりして。ヤラシイだろオレ。

とにかく毎回楽しいイベントができたのはみんなのおかげです。「Monkey Circle」みたいなライブは、お客さんとオレらの間に緊張感がなくちゃダメで、そのためにこっちはスッゲェストイックにつくるし、毎ステージがお客さんとの勝負だと思ってるから、簡単に笑われたり、キャーなんて言われた日にゃ発狂すると思うけど、今回やってきたイベントっちゅうのは、お客さんと一緒に「オラオラー」ってつくるもんで、そういう意味では今のオレらのファンのパワーは有り難い。みんながキチっとスイッチ切り替えてくれるなら、ストイックなライブとオラオライベントは両方やっていきたいんだけどね。両方違った気持ちよさがあるから。うん。

これからは「マサス」の脚本書きながら、全国ツアー「大ピンチ」のリハーサルって毎日です。はじめて生ジョビを見るって方、もうすぐ行きます。パワーあふれるファンにはしばらく生ジョビはおあずけだけど、すっかりサメちゃったりすんなよ。次、会うまでにもっとカッコいいファンになってるように!



(2000.4.14)