来年のUー1グランプリ

来年のU—1グランプリの公演はお休みします。

やんないことをわざわざ告知するのも変な話ですが。
二年に一度、なんとなく年末に告知してきたし、楽しみにしてくれている人たちのために、ちゃんと伝えておこう。

2014のCASE05「ジョビジョバ」再集結はジョビファンを公言する福田さんの念願でもあり、何より、俺たちも最高に楽しかったし、最高のコントライブが出来たと自負している。
いつもU—1が終わるとすぐに「さぁ次どうする」って話になるのだが、しばらく昂揚感と余韻に浸っている間に、や、浸る間もそんなになく、『リアル脱出ゲームTV』を書き、安田顕ちゃんのひとり舞台の演出をやり『地獄先生ぬ〜べ〜』を書き、舞台『夕空晴れて』が終わったら『スパマロット』の再演・・・と、めまぐるしく時は流れてった。
舞台は遅くても一年半以上前には劇場やキャスト&スタッフのスケージュルを押さえたりと、動きださなくてはいけない。つまりは2014年の秋。その頃、俺はまだ次を考えられる頭ではなかった。

U—1グランプリは俺と福田さんが、センスを共有できる人、一緒にやってみたかった人を集めて、好きなコントを創るユニットである。
case05で、最もセンスを共有できる五人と久々に舞台に立ち、2015年には、最もやってみたかった五人、TEAM NACSの演出が控えていた。そんな中、次の一手を考えあぐねていたのも事実だ。
三人舞台、女優だけ、ひとり舞台、福田さんと二人舞台(笑)・・・楽しそうな企画は浮かんだが「それだっ!」と熱をもって動き出すには至らなかった。
U—1グランプリは俺と福田さんが、「ビジネス」「義務」「惰性」といった言葉から最も遠いところにありたくて二人で始めたユニットである。二人の熱がグッとシンクロしないなら、やる意味はない。
『スパマロット』の稽古に入る前、二人の熱が『スパマロット』に向けてグッとシンクロしてる頃、次は一年、お休みしようと決めた。

そんなわけで来年のU—1グランプリの公演はお休みします。

とはいえ、今年、TEAM NACSの舞台を終えた頃、つまりは2015年の秋。次のことを考えてワクワクしている俺がいました。福田さんともグッと熱のある打ち合わせをしました。
ちなみにそん時、目の前の水炊きも熱くグツグツしてました。

もう再来年の公演に向けて準備を始めています。
再来年、つまりは、もういくつ寝れば、来年の話。

楽しみに待っていてほしい。何より、俺が楽しみにしている。