生還
2006年2月26日(日)00:57 投稿者 マギー
どーも、無事三ヶ月に渡る舞台を終えました、マギーです。
舞台役者と脚本家の並行の毎日、今回の多忙さの中でわかったのは、
「人は弱音を吐かなければ、けっこうやれる」ってこと。
睡眠不足で舞台上で失敗するわけにはいかない、それを理由に許してもらえるわけもない。
だから舞台のメンバーに「今、大変なんですよー」なんて言いたくなかったし、
脚本の締め切りを「舞台で疲れてるんで伸ばしてください」なんて言えないから、
打ち合わせの最中にしんどそうな顔もできない。
結果、言葉にして「大変」とか「しんどい」って弱音を言う機会と場所がなかった。
したら意外とこれ、やれちゃうもんで。単純だけど「寒いって言うから寒い」と同じ。
「やれるやれる」って自己暗示をかけるタイプの人もいるだろうけど、
ネガティブ発言をしないだけで、けっこうやれちゃうもんです。痛感しました。
ま、今回の場合「やんないとしょうがない」ってのもあったけどね。
でも大阪でパソコンが壊れたときは弱音どころかゲロ吐きそうでしたよ。実際コゲロが出たよ。
そう、壊れたの、マイパソコン。6年前に買ったやつだから寿命っちゃ寿命なんだけど。
大阪の休演日に脚本書いて、半分(20ページ)ぐらい書き終えて飯食いに行って、
帰って続き書こうとパソコン立ち上げたら「ぴいぴいぴい!」とデカイ音。
もちろん長渕剛を唄い出したわけじゃない。明らかな危険信号音。そんで全く開く気配がない。
「死んでる!」そんなコントの強引なオチ台詞が頭をよぎる。
半分書いた脚本データはパソコンの中。開かない。何度やっても長渕剛。
「ご臨終です」旧友のパソコン先生に電話で告げられてまずコゲロ。
パソコンが壊れても仕方ない、でも、半分書いたのをもう一回最初から書くのはマジで嫌だ。
コゲロを撒き散らしながら向かったヨドバシカメラ梅田店。
「オレのことはいいから、データだけは、中のデータだけは助けてやってください!」
涙とコゲロにまみれて懇願。「今夜が山だ」と、店員はパソコンを持ってオペ室へ。
結局、中のデータは引っ張り出せたけど、パソコンは完全にご遺体、亡骸、ゴミ。
その場でひとかけらの楽しみもなく、新パソコンを購入。
パソコンをあんなテンションの低さで買ったのはオレぐらいのもんだろう。
ホテルに戻って新パソコンの初期設定だぁ、なんだかんだぁで、気付けば夜中。
早く書き終えて休演日に飲んでるみんなと合流計画もオジャン。ひとり嘆きのコンビニ弁当。
書き終えた原稿をメイルで送る段になってまた設定不能地獄・・・明け方、鳥より早く牛が鳴いた。
「も〜!」
ま、なんやかんやで脚本作業は復旧しましたが、いまだ使いこなせてないパソコンからの初書き込み。
長くなったんで、まだ書きたいことあったんだけど、また今度。