昨日の話

2007年11月24日(土)03:02 投稿者 マギー

(先日のトークショーレポ)
平日の昼、思いのほかスゴい大混雑!・・・道が。道の話。
ウチから会場の日本橋三越までの道のりが大渋滞。
そんなこともあろーかと早く出たもの次第に遅刻のニオイが漂いだす。
やばい、下手すりゃ間に合わない?
そんなわけいくか!俺を待っている人がいるんじゃ!

ん?果たしてホントに待ってる人などいるのだろうか。

ダッシュで着いたら控え室にはがっくりと肩を落とした温水さんが
「マギー、中止だ。客が誰もいない・・・」ってポンと俺の肩を叩く。

そんな映像が頭をよぎる。
昨夜から俺の頭には「いっそネタになるほどヒドいイベントになればいいのに」という思いさえ芽生えていた。

なんとか入り時間を少々オーバーしたものの現場に着いた。
控え室に入る。そこには肩をがっくり落とした温水さんが・・・いなかった。
温水さんはにっこり笑って「お客さん、いっぱいみたいだよ」ときた。

そうなのだ。お客さんはびーっしり入って下さっていたのだ。
隣でやってる新潟物産展と間違ってんじゃないの?
さにあらず。ほとんどの方がすでに映画をご覧になっている正真正銘の「三丁目ファン」の方々。
もちろんオバ様が大半を占める客層ではあった。
その中に明らかに俺に熱い視線を送ってくれてる少女以上オバ様未満の方々も肉眼で数名確認できた。
そんな数名以外のほっとんどのお客さんは俺をマギーとしてよりも『三丁目の丸山さん』として認識してる感じ。
それはそれでアウェイではなく、むしろ好意的に暖かく迎え入れられ。
俺としてもそれはそれで「いろんな世代にこの映画が届いてるんだなー」と嬉しく。
トークでの発言も「笑い、ときどき爆笑、ところにより感心」って調子で進み・・・。

残念なことに、って言い方も変だけど、結局なんのオモシロネタもなく・・・
言ってみりゃ大成功なイベントとして30分あっという間に過ぎたのでした。

トークが終わって「俺、えぇ仕事したんちゃう?」と満足感に浸りつつ、すぐさま次のロケ地へ車を走らせた。
モップガールのロケで河口湖へ。

高速をひたすら走ってたら突如、目の前にドドドーーーンと富士山が聳え立っていた。
ホントに風呂屋の壁絵みたいな、ドドドーンな富士山が待ち構えていた。

なんかイベントに一喜一憂していた昨日今日の自分が小さ〜く感じた。
晴れようが雨が降ろうが、誰が見てようが見てまいが富士はドドーンと立っている。
「お前もドドーンといかんかい!」そう言われた気がした。

天晴れ、フジヤマ!!

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