演出家、始動!
2009年9月2日(水)00:56 投稿者 マギー
本日、朝から『バンデラスと憂鬱な珈琲』のスタッフ打ち合わせ。いよいよ動き出した。
脚本がおうちを建てる設計図なら、演出は現場監督。
設計図を実現化する現場に立ち会える。
百戦錬磨の職人たちを前に、完成イメージを話すとき、
彼らの心強い「なるほど」って頷きに無償に高揚する。
この「なるほど」を出すためにいろんなことを喋る。
この「なるほど」が出たときの興奮、学生時代に初めてプロのスタッフを迎えたときから変わらない。
子供の頃、大人相手に背伸びして喋ったら子供扱いされなかったときの得意げな感じ、アレに近い。
今回、舞台では初めて演出に徹する。
舞台上で笑いを取ることが一番大好きなオレが、
そこを全キャストに託す。
いつも当たり前にやってきた一番大好きなものを一度、手放す。
こりゃなんかすごい発見がありそうだ。
これは日頃の生活にも言えることだろう。
新しいことを始めるのと同じくらい、
なにかを辞めて見えることがある。
なにかを辞めなきゃ、新しいことは始まらない、
ってこともある。オレにはあった。
なんつー話を、今度トータスさんとゆっくりしようと思う。
ウルフルズ、お疲れ様でした!