ヒタヒタのスパム
2012年2月7日(火)00:46 投稿者 マギー
『SPAMALOT』終了。
やぁ〜終わってもうたなぁ・・・。と、自ら余韻に浸るべく書き始めております。
浸りどころを挙げればキリがない。
相方のデッカイ夢の実現、ユースケさんとの10年ぶりの共演、
オレにとっては「パッツィ」という役との出会いも大きかった。
この小さい身体も、この声も、幼い頃に楽器を習ってたことも、
20代にジョビジョバでコントをやってたことも、
そこで福田さんやユースケさんと出会ったことも、
30代で福田さんとU−1を始めたことも、
役者としていくつかの大きな舞台に立たせてもらったことも、
今回のパッツィって役に辿り着くための道だったって、思えるくらい。
実はオレの初めての学芸会は、舞台の裏で、おわんで馬の音を出す係。
な、こじつけだけど、ちょっと運命感じるでしょ?
初めてチラシ撮影で衣裳を着た時、何故か「あ、ハマった!」って思えたあの不思議な感覚。
「SPAMALOT」の衣裳は全て、ブロードウェイで作られ各国を周り周ってるもの。
各国のパッツィ役の先輩たちの汗が染みついたあの衣裳を着た瞬間にすぅーっと役が降りてきた、あの感覚。
全世界の先輩たちが、オレをパッツィにしてくれたというか・・・。
実際、本番中に何度か「全世界のパッツィ先輩、オラに力を貸してくれ!」って呪文を唱えたこともあるくらいで。
とにかく、オレが役者として現時点で持ってる武器を全部使った、使えた、使わせてもらえた、それがパッツィって役だった。
全部使ったから、何が足りないか、それもわかった。
最後は“人間力”みたいな話になっちゃうけど。
40代に向けて大きな課題もできた。
そんな作品に参加できて、しみじみ・・・幸せやったなぁ。
昨夜の打ち上げで話題になった『一番好きなシーン』。
これも挙げればキリがないけど・・・
シーンじゃないんだけど、最初に舞台に出る直前にユースケさんと二人っきりで暗がりの中、小声で一言二言交わし「よろしく」と囁いてココナッツを構える、あの瞬間が・・・幸せやったなぁ。
アカン、浸りすぎて文章がヒタヒタになってきた。
つーのも、実は終わった余韻に浸る間もなく、東京帰ってすぐさっきまで新しいお仕事をしていたのだ。
先月出演させてもらった「オトナの!」という番組のナレーションを担当させてもらうことになりまして!
独りブースでマイクに向かって情報系の原稿をテンション上げて読む。これまた、やってみたらクセになりそうだ!
多分今週放送分、からかな?ユースケさんとせいこうさんのトークともどもお楽しみに!